相手の状況を知る
債権回収や金銭トラブルを解決するにはまず相手の状況を知ることが近道です。
ただ闇雲に催促や取立てをしても、相手に警戒されたり強硬な態度を取られてしまい、
問題を長引かせる羽目になる恐れがあります。
相手の状況を十分に把握した上で、適切なステップを踏んで問題を解決していくことが重要です。
また相手の状況は刻々と変化していくものですので、 定期的にチェックをしていくことが問題の解決や将来のトラブル予防につながります。
商業登記簿を見る
相手が会社の場合、まずは商業登記簿を見ることをおすすめします。
仮に相手が有名な会社と同じ名前だったとしても、名前が同じだけでまったく別の会社かもしれません。
商業登記簿は一般に公開されている情報なので、誰でもすぐに確認することができます。
相手が遠方の会社だったとしても、
今はインターネット登記情報提供サービスを利用することで、
パソコンやクレジットカードなどの環境が揃えばすぐに商業登記簿に記載されている情報を見ることができます。
商業登記簿のチェックポイント
商業登記簿を見るときには、まず次のような点に注目していきましょう。
これらが頻繁に変わっていたり、実態と一致していないなどの場合には注意が必要です。
少しでもおかしいと思うことがあれば、迷わず専門家にご相談することをおすすめします。
- 商号
- 所在地
- 目的
- 代表社名
- 取締役
相手の状況を把握する
次に実際の相手の状況を把握することが大切です。
以下のような点に注目して、取り引きの安全性の目安にしていきましょう。
- 経営者の 「人柄」 「健康面」 「能力(統率力や判断力など)」
- 従業員の 「人数」 「質」 「活気・意欲」
- 商品の 「質」 「ニーズ」 「販売力」 「生産力」
- 事業の 「財務状況」 「資金繰り」
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