即決和解（示談）

即決和解とは

即決和解とは、当事者間で合意がまとまった段階で簡易裁判所に和解の申立てを行い、 和解した内容に基づき和解調書を作成することをいいます。 和解調書は訴訟の確定判決と同じ効力があるため、 和解した内容が履行されなかった場合には強制執行をすることができます。

主に話し合いで争いが解決した場合に、その和解内容に基づく債務名義を取得するために利用されます。

即決和解のメリット・デメリット

即決和解には、次のようなメリット・デメリットがあります。

即決和解のメリット

メリット 説明
費用が安い 和解の申立てに必要なのは印紙代1500円のみです。
請求内容が
限定されない		 金銭などの支払いに限られている公正証書とは異なり、内容が限定されていません。
例えば不動産の明渡しや譲渡なども請求できます。
執行力がある 和解調書は債務名義となるため、 和解内容の不履行があれば裁判の確定判決と同じように強制執行に移ることができます。

即決和解のデメリット

デメリット 説明
双方の合意が必要 債権者・債務者双方の合意が必要なため、話し合いで大体の合意が得られている必要があります。

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